一人暮らし高齢者の生活変化を見守る
Daily activity monitoring for elderly residents
一人暮らし高齢者の
生活変化を見守る
Daily activity monitoring
日常の生活リズムから、
いつもと違うに気づく手がかりに
一人暮らしの高齢者が増える中、
離れて暮らす家族や住宅管理者が、
日々の生活状況を把握することは容易ではありません。
三陽電設 IoT Labでは、
冷蔵庫の利用状況から
生活リズムを確認し、
いつもと違う行動パターンに気づく
手がかりとなる見守りデバイス
を開発しています。
カメラやマイクを使用しないため、
プライバシーに配慮した見守りが可能です。
LTE通信またはSigfox通信を使用するため、
Wi-Fi環境のない集合住宅や公営住宅にも設置できます。
日常の生活リズムに変化が見られた場合に、
安否状況を確認するきっかけを提供します。
このような課題に
-
一人暮らし高齢者の生活状況を、
離れた場所から確認したい。 -
毎日の電話や訪問だけに頼らず、
生活のリズムを把握したい。 - カメラを使用せず、プライバシーに配慮して見守りたい。
-
一定時間、生活行動がない場合に
家族や支援者へ知らせたい。 - Wi-Fi環境のない集合住宅や公営住宅にも導入したい。
- 複数の住戸の安否情報を、まとめて確認したい。
-
高齢者の見守りを、住宅管理者や地域の支援者と
連携して行いたい。
集合住宅での利用イメージ
冷蔵庫の開閉情報をクラウドへ送信します。
家族、住宅管理者、見守り事業者などが、
パソコンやスマートフォンから
複数住戸の生活状況を確認できます。
生活行動の確認例
各住戸の冷蔵庫が最後に開閉されてからの経過時間を、
カード形式で一覧表示します。
1時間以内は白色、12時間以上は薄いピンク色、
24時間以上は濃いピンク色で表示し、
状況確認が必要な住戸を見える化します。
AIを活用した見守り運用の
実証・評価
三陽電設 IoT Labでは、見守りデバイスで取得した
冷蔵庫の開閉データが、サービス事業者の
見守り業務にどのように役立つかを確認するため、
AIを活用した異常検知の実証・評価を行っています。
利用者ごとの普段の生活リズムをAIで分析し、
多数の住戸の中から確認が必要な住戸を
絞り込むことで、サービス事業者の確認業務を支援します。
デバイス、クラウド画面、通知機能を組み合わせ、
実際の見守り業務に適した仕組みと運用方法を、
サービス事業者とともに検証します。
緊急事態を判定するものではありません。
検出結果をもとに、サービス事業者、家族または支援者が、
あらかじめ定めた運用に従って状況を確認します。
見守りシステムの仕組み
特小無線でLTEゲートウェイへ送信する方式と、 Sigfox通信を使用してクラウドへ直接送信する方式を用意しています。
複数住戸の利用状況をPCやスマートフォンから確認し、 一定時間反応がない場合は、家族や支援者による状況確認につなげます。
通常時
-
冷蔵庫の開閉を見守りセンサーが
検知します。 - 開閉情報をクラウドへ送信・保存します。
-
家族や支援者がPCやスマートフォンから
利用履歴を確認します。 - 日常の生活リズムを継続的に把握します。
一定時間反応がない場合
-
設定時間を超えて開閉が確認されていない状態を
検出します。 - クラウド上で注意状態として表示します。
-
必要に応じて家族や支援者へメールなどで
通知します。 - 通知を受けたサービス事業者、家族または支援者が、あらかじめ定めた運用に従って、電話や訪問などによる状況確認を行います。
システムの特徴
- 冷蔵庫の利用状況から、日常の生活リズムを確認します。
- カメラやマイクを使用せず、映像や音声を記録しません。
-
冷蔵庫内に置くだけで設置でき、
配線工事を必要としません。 -
LTE通信またはSigfox通信により、
Wi-Fi環境のない住戸にも設置できます。 - 電池駆動のため、電源工事は不要です。
- パソコンやスマートフォンから利用履歴を確認できます。
- 複数の住戸をカード形式でまとめて管理できます。
-
最後の開閉からの経過時間に応じて、
カードの背景色が変化します。 - 見守りセンサーの電池状態も管理画面から確認できます。
-
通知までの時間や確認条件を、
運用に合わせて調整できます。 -
既存の見守りサービスや管理システムとの連携を
検討できます。
または利用者の生命や安全を保証するものではありません。
日常の生活行動を確認し、家族や支援者が状況を確認する
きっかけを提供する見守り支援システムです。
想定する利用者・設置場所
- 自治体の高齢福祉・住宅政策担当部署
- 公営住宅、住宅供給公社
- 集合住宅の管理会社、建物オーナー
- 高齢者向け住宅、福祉事業者
- 地域のSIer、通信事業者
- 警備会社、見守りサービス事業者
- 一人暮らし高齢者が居住する集合住宅
- 管理人が常駐していない公営住宅や団地
- 家族が遠方に住んでいる高齢者の住戸
よくあるご質問
Q1.どのように生活行動を確認しますか
冷蔵庫を開けた際に点灯する庫内照明を見守りセンサーが検知し、 冷蔵庫の開閉を生活行動の一つとして記録します。 取得した情報はクラウドへ送信され、管理画面から確認できます。
Q2.カメラやマイクを使用しますか
カメラやマイクは使用しません。 室内の映像や音声を記録せず、冷蔵庫の利用状況から 日常の生活リズムを確認するため、プライバシーに配慮した見守りができます。
Q3.住戸にWi-Fiがなくても利用できますか
LTE通信機能を内蔵しているため、住戸のWi-Fiや固定回線は必要ありません。 携帯電話が利用できる地域であれば、原則として回線工事や事前の現地調査、 現地での通信設定を行わず、事業者または利用者が機器を設置するだけで利用を開始できます。
Q4.一定時間、冷蔵庫の開閉がない場合はどうなりますか
設定した時間を超えて開閉が確認されない場合は、 管理画面へ注意状態として表示し、必要に応じてメールなどで通知します。 通知を受けたサービス事業者、家族または支援者が、 あらかじめ定めた運用に従って状況を確認します。
Q5.AIを活用して何を確認していますか
本取り組みでは、利用者ごとの普段の生活リズムをAIで分析し、 冷蔵庫の開閉回数や時間帯などに、 いつもと異なる傾向がないかを確認しています。
AIが利用者の安否や健康状態、緊急事態を判定するものではありません。 多数の住戸の中から確認が必要な住戸を絞り込む方法として、 サービス事業者と実証・評価を進めています。
Q6.複数の住戸をまとめて管理できますか
複数の住戸の利用状況を、パソコンやスマートフォンからまとめて確認できます。
毎朝、直近24時間の開閉状況を自動で確認し、 開閉が確認されなかった住戸がある場合は、 あらかじめ登録された通知先へメールでお知らせします。
現在の実証環境では、AIが利用者ごとの生活リズムを分析し、 普段と異なる傾向が見られた住戸をメールでお知らせしています。 この仕組みが、多数の住戸を管理するサービス事業者の 見守り業務にどのように役立つかを検証しています。
見守りの実証実験パートナーを募集しています
IoT Labでは、集合住宅における
高齢者見守りの実証実験に
ご協力いただける自治体、
住宅管理事業者、SIer、
福祉関係団体を募集しています。
対象戸数、確認したい生活行動、通信方式、通知条件、
異変時の対応体制などを確認し、
少数戸から実証できる構成をご提案します。